目次
レビューの概要
Kindle Unlimitedでしっかり読める仕事・私生活で使える「話し方」・「伝え方」の本。話をブロックでまとめてスッキリまとまっているので、仕事等でよく打ち合わせの段取りが下手といわれる方は読んで実践できると様々活躍の場が広がると思います。
今回紹介する書籍
やわらかロジカルな話し方 Kindle版
富樫 佳織 (著) 形式: Kindle版
注意事項
本記事に記載されている内容は、図書の作者の意見だけでなく、本記事執筆者の私的な見解であることを最初にお断りさせていただきます。
本書の概要
「テーマ」「結論」「数字」「状況」「気持ち」を組み合わせれば日常・仕事の様々な場面で論理的に物事を話せるということを実例とともに紹介している。
単純な項目ごとの説明だけではなく、それぞれの組み合わせや関係性に細かく言及されており、一見ふわっとしたテーマの話だが論理だててきれいな説明がされています。
新社会人やとりまとめを初めて任された社会人など、一度読んでおくと様々な場面で道筋の立った話し方が身に付き、今後必ず役に立つと思います。
本書のアジェンダ
※箇条書きはアジェンダへの一言レビューとまとめ
- やわらかロジカルな話し方とは
- 「テーマ」「結論」「数字」「状況」「気持ち」が伝える際の構成要素。これがあれば話は伝わるということ。
- 一言目を添えるだけで劇的に変わる
- 気持ち部分の補足的なアジェンダかと感じました。基本的には少し気の利く人、社会人経験が長い方なら皆さんやっていると思います。一言目に名乗るや一言目で柔らかく会議中の会話に切り込む方法などが記載されています。
- 本書のようにまとまった理解はあまりされていないのかなと思うので、一度読んでおくと自分の会議中の前置きはこういった作用があったんだなと気づかされます。
- メソッド編 やわらかロジカルな話し方とは
- 「テーマ」「結論」「数字」「状況」「気持ち」という組み立てがどのように有効か例示とともに根拠づけられています。
- 5つのブロックの役割
- アジェンダ1の内容をどう組み立てるか、例示とともに示されます。基本はアジェンダ1に記載の通り、「議題(テーマ)→(自分の思う)結論→数字(根拠)→状況→気持ち(会議相手が決断を下せるような一言)」という流れです。
- 仕事の中で取りまとめ役となる際は自然と(がむしゃらに)上記を行っている気がしますが、一度整理しておくと今後の思考の効率は良いと思います。
- 上司編 気持ちちょっと盛り
- ブロックの組み立ては状況や相手によって変わり、特に気持ち部分は人によって話し方を変えるべきということで、ここでは上司に対しての話し方や5つのブロックの組み立て方が説明されています。
- 細かな応用や例示が主なので具体的な感想は割愛します。基本はすべてアジェンダ4ととらえました。
- 会議編 気持ち普通盛り
- ここでは会議に対しての話し方、話し出し方、取りまとめ方、議論を活発にする方法、それに伴う5つのブロックの組み立て方が説明されています。
- 細かな応用や例示が主なので具体的な感想は割愛します。基本はすべてアジェンダ4ととらえました。
- 後輩・部下編 気持ち大盛り
- 部下を叱る・士気を上げる・注意するなどの観点で話されています。
- 細かな応用や例示が主なので具体的な感想は割愛します。基本はすべてアジェンダ4ととらえました。
本書で得たこと、使いたいなと思ったこと
- 話を論理的に進める組み立て方。これをやっておけばひとまず良いと思わせてくれる。
- 「議題(テーマ)→(自分の思う)結論→数字(根拠)→状況→気持ち(会議相手が決断を下せるような一言)」
- 項目の関連性、チェック方法が明確に記述されている
- 「テーマ」と「結論」・「数字」は必ず自分なりに決め打つ
- 「状況」は「テーマ」と「数字」に必ず沿っていること
- 「気持ち」は「状況」に沿っていること
関連して読みたいもの
同様にKindleで読める以下を一緒に読むことをお勧めします。
- 議論の理由付けやテーマ決めを任された場合はテーマ・論拠について、より深堀する技術が必要となる(きめ細かに論理の飛躍を回避するスキルが必要)為、ロジカルシンキングのような考え方の前提を備えておくことが好ましい。
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